サブママとの出会い。 【ぽめこじ回想編】

ゲージのなかのポメラニアン。 回想記録

みなさん、こんにちは。

今日は、ぼくがこの家にやってくるきっかけとなった
サブママとの出会いを書いてみたんだ~。

人間は忘れっぽいっていう噂を聞いたから、ここに書いておかないとね。

サブママとの出会い

ゲージのなかのぽじこめ

ぼくはポメラニアン。
この世に生まれて、まだ2ヶ月にも満たない。

名前は、まだない。

 

一緒に過ごしていた兄弟たちと離れ、最近は、 毎日ちいさなゲージのなかで過ごしてる。

ひとり遊びにも慣れてきたところ。

ぼくは紙で遊ぶのが好きなんだ。
ティッシュを細かくちぎって遊ぶのが得意。

 

昨日からペットフェアでいつもと違うお店にやってきてる。

いろんな人がぼくを見て、通り過ぎていく。
もちろんぼく以外の子たちも。

ぼくの隣のゲージにはミニチュア・シュナウザーくん。
上の階には、ぼくより小さいポメラニアンの女の子。

他にも色んな種類の子犬や子猫が、毎日ゲージの中で、新しい家族を待っているんだ。

 

お昼寝を終えて、ティッシュ遊びをしていると、
化粧っけのない、スキニージーンズにTシャツ姿のラフな格好の女の人が、ぼくの目の前にやってきた。

彼女はお店の人にぼくを見せて欲しいと言い、
両手に収まるほどのちいさなぼくを、やさしく抱っこしてくれた。

ぼくを抱きながら、彼女はずっとお店の人とお話してる。

ぼくは中断されたティッシュ遊びの代わりに、彼女のひとさし指をカプッと噛んでみた。

彼女の指はやわらかい。

かぷかぷカプ。

10分ほど抱っこしてくれたあと、
彼女はぼくの写真を携帯で2枚撮り、「ありがとう」と言って去っていった。

ぼくはまたゲージに戻され、ティッシュ遊びを再開したけれど、
ぺらぺらのティッシュは噛みごたえがなくて、さっきよりも、なんだか物足りなく感じた。

 

ー 1時間後。

 

彼女がまたやってきた。
お店の人となにやら真剣な表情でお話してる。

 

しばらくしてぼくはお店の人に、ティッシュ遊びをふたたび中断させられて、
今度はケーキ箱のような形をしたちいさなダンボールに入れられた。

ダンボールには500円玉くらいの小さな穴しかあいてなくて、
外の様子がほとんど見えない。

急な出来事にパニックになった。

狭くて暗くて怖くて、わんわん泣いた!
泣きわめいた!

 

すると
ぼくの大きな鳴き声に驚いた様子で、
彼女はぼくに「ごめんね、びっくりしたね」といいながら、ダンボールを開けてくれた。

ダンボールから必死で飛び出そうとするぼくを、そっと撫でてくれた。

 

あ、さっきの指だ。

かぷかぷカプ。

 

ぼくは少しだけ落ち着いた。

 

これが、
ぼくがサブママに初めて出会った日のお話。

あれから3ヶ月以上経って、ぼくはぐんぐん大きくなって、
毎日かぁさんとのんびり過ごしているよ。

かぁさんとの出会いについては、また今度。
 
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